長い旅になった。森を迷い続けて歩く。シンパという懐かしい人々の血を引いているという一群れの旅。高い梢の間から月影が降りそそいでいる。笛を吹きな。歌を。踊りを…という声が聞こえる。ああ姉さん、そろそろお祭の稽古だね。そうかあ。いっそここで新しい祭りを創るのもいいか。そう思い始めた。

齋藤雅文

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